このレビューはネタバレを含みます
杉咲花は言わずもがな、特に印象が強かった出演者は中村ゆりと若葉竜也、この2人のシーンが後半特に重要なだけに、背負っているものが大きい。
法制度上の穴と難病という…二重苦、いや最終的にはもっと辛いものが市子の家庭を限界に追いつめただけに、簡単には市子というキャラクターを、善人・悪人と判断できない、それは母親役の中村ゆりも同じく。
真相が明らかになった時は、やはり辛さしかなかったのだけれど、そこに差し込まれた幸せだった過去の瞬間を観てしまうと号泣……。気づいたらスクリーンの若葉竜也も泣いていた……。
気軽には見返せない映画だけど、劇場で観ておいて良かった。