このレビューはネタバレを含みます
メジャーリーグの貧乏球団が金ではなく「統計学」を元に戦いを挑む様を、ゼネラルマネージャーを主人公にして描く実話。
ブラッド・ピットが球団マネージャーを演じているが、すぐにキレるし、頑固だしで、立派なおじさんなんだけど、まぁ、ブラピですから恰好いいですよね。
ジャンクフードにかぶりついても、鼻息荒く老眼鏡かけて資料を読み込んでても、そりゃ恰好いい。
時折挟まれる彼の青年時代、大学進学よりスカウトの話にのってメジャーリーグに挑戦、しかし結果は出ずに引退……。
自分なりのやり方で、資金力の乏しい球団を強くしたいが……そんなときにデータ重視の統計学という新たな領域を見つけ、若手スタッフ(ジョナ・ヒル)とともにチャレンジしていくのだが……。この挑戦がうまくっていない時、彼は若いころの苦い選択を思いだす、本当にこれでいいのか?とブレそうになる、それでもやるしかねぇと突き進むブラピ、そりゃ恰好いいよ。
そして最後は男泣きですもの。
野球がわからなくても、データに詳しくなくても、ブラッド・ピットが男の生きざまを魅せます!
個人的に大好きなシーンは本編中盤の「球団マネージャー同士の電話交渉で選手をトレード」するシーン。駆け引きが面白いのもさることながら、交渉成立したときのブラピとジョナヒルの興奮演技が最高です(笑) あと、このシーンのブラピ、あれ何食べてんだろ!?