ヤンデル

市子のヤンデルのレビュー・感想・評価

市子(2023年製作の映画)
-
・原作は「川辺市子のために」という舞台作品。本作監督の戸田彬弘が作・演出。

・市子は300日問題によって無戸籍児となる。母親が夫のDVなどを理由に離婚し、別の夫と再婚し子を産んだとき、子は300日前の夫の子と推定される。しかし母親が前夫のDVなどを恐れて連絡することができず、出生届が出されないと子が無戸籍になるケースがある。

・市子が花火が好きな理由は、「みんなが上を向いていることで社会の一員になれる気がする」からと監督はパンフレットで語っている。

・市子が花瓶の花が好きな理由を「私が水をあげないと枯れるから」としている。これは「自分が世話をしてやることでことが落ち着く」からと監督はしており、やはり自分の存在意義に対するコンプレックスと考えられる。
ヤンデル

ヤンデル