全ての元凶は、日本の法律にある。
この国の法律は、女性に過酷な現実を強いるものとしか思えない。
それでも、「市子」に同情はしない。ただ長谷川と一緒で何もできないし、しようとしても無駄であろう。
映画としては、最初グイグイと引き込まれたが、途中から事情がわかりかけてくると、「市子」が恐ろしくなってきた。なので、ドンドン引いていった。
それにしても、杉咲花の演技は素晴らしい。
ラストシーンは恐ろしくも、素晴らしいシーンだった。
あの鼻歌、市子の関西弁から、浪花のモーツァルト作曲の「プロポーズ大作戦」のテーマ曲だと思っていた。「虹」やんね。