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次元大介のmityのレビュー・感想・評価

次元大介(2023年製作の映画)
3.5
昼下がりの商店街と同じく、子どもと次元大介という取り合わせが、まあ似合わなかったな。分かりやすいプラカード以上に、不審な人物見ませんでしたか?の問いであっさり見つかるんじゃないかと思ったよ。

オトの辛すぎる過去と、アデルの辛すぎる過去。オトはそれを内に向け、アデルはそれを外に向けていて、そしてアデルには次元は居なかった。その違いでアデルは、圧倒的な力を手に入れようとしてたんだろうなと思った。アデルの為に息をのんでくれる人がいることを知ってたらねぇ···笑みが哀しかったな。

どんだけいるのよっていうぐらいの武装兵で固めた要塞に、余裕綽々で乗り込んでいく次元大介。戦いの途中でタバコを吸う感じ、イメージある次元だなぁと思っただけに、目頭熱くしたり、接近戦も強かったりするのは意外だった。その次元を最も追い詰めたのは、川島かな。あの川島の特技?は一体何だったんだろ。瑠璃は知ってたのかなあ。

泥魚街と商店街。対極にあるふたつの街の質感があまりに違いすぎるからか、いまいちひとつの作品として合わさってない感じがしてしまった。でも、見せ場であり見所でもあるガンアクションは、ちゃんとあり得ない何か独創的な戦い方にしてて、あれはあれで楽しかったな。

次元大介は暫く日本にいるのかな~。


#お家映画_15
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