このレビューはネタバレを含みます
小川あんちゃんって本当に稀有な俳優さんだよね〜〜、わかっていると思うんだけど、彼女は彼女の光をたぶん意図して調整してないのに、いつも適切な光量で発光している。無自覚でいるかのようにそこにいられる彼女を追わずにはいられないのに、なのに、この映画はずっと彼女を正面から捉えすぎている。映画としてはまったく面白くなくて、余白なんてなんにもなくて、あんちゃんと優子さんの力の映像じゃん！って、って、ね？
劇中であんちゃんを見つめながら歌うあの男のひとみたいなひとが撮った映画なんだなぁ、としみじみおもってしらけてしまった。が、しかし。小川あんちゃんはいつだって最高で、よかった。
あとあれだ！環境音を探してるくらい音にもフォーカスしてるなら、まず映画の整音ちゃんとして？ってなった。インディーズの邦画ってどうして音をちゃんとしないんだろ。もったいない。
あ、でもね、一緒に映画見に行って隣に座らないのわたしはだいすきだよ。同じ暗闇にいるだけで、隣にいなくても一緒にいること。
