遊

陽炎座 4Kデジタル完全修復版の遊のレビュー・感想・評価

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ハイハイ、「去年マリエンバートで」だねと思ってそれなりに意味不明なショットの数々を余裕綽々で受け流していたら、後半1時間で意味不明のギアをさらに上げてきてとっても嬉しくなった もっとこちらを置き去りにしてほしい なるべく遠くの景色を見せてほしい "終"の一文字が画面左下に出た瞬間、このきちがい映画に一睡もせず齧り付いていた自分を拍手でもって受けいれたくなる

観客が一斉に舞台上に駆け登って客席が一気に空になる、絶対いつかやりたい演出

この映画がなにを言いたかったのか、無理して言葉にして分かったふうな態度を取るのも詮無いが、「表と裏」の話、構造上、表があれば裏はあるのだというような思考は感じた というか言ってたよね
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