鈴木清順は若い時に何本か観たけど、あまり好きになれなかった。今も決して好みではない部分はあるものの、この作品には圧倒的な作家性がなせる技を感じました。
映画作家には二種類の作家がいると思っていて、映…
常に彼方と此方、あの世とこの世を彷徨っているような、美しくも儚く不安げな世界。
光に揺れる陽炎は、背中合わせに座る春弧と品子は、生者と死者の溶け合う瞬間なのかもしれない。
むしった花を散らし、鬼灯…
これも寝て起きたら歌舞伎っぽいのが始まって何かぶっ壊れて終わったよ。
いわゆる演技の一回性を舞台そのものに置き換えたような表現のように思えるのだが、映画という繰り返しの媒体を使うのなら+α欲しいよな…
松田優作と原田芳雄コンビ最高!
現実と向こう側の境界一切なし
ドロっとした血液を2時間呑んだに等しい
見終わった瞬間フッと言ってしまった
一つ一つの所作に歌舞伎を感じ、構図も音もバチバチ、 計算…
二度目の鑑賞。一度観ているし、前に見た時もみんなが言うほど難解ではないという印象だった。序盤からセリフも中身もよく理解できて、ほら、やっぱり難しい話じゃないじゃないか、と高を括っていた。何処で付いて…
>>続きを読む偶然知り合った美しい女に翻弄される劇作家の話。
『ツィゴイネルワイゼン』以上に意味不明。
ただ、要所要所にハッとさせられる画があり、鬼才と呼ばれる人の頭の中をそのまま見せてもらったと思えば、まあ…
このレビューはネタバレを含みます