Kazu

夜空に星のあるようにのKazuのネタバレレビュー・内容・結末

夜空に星のあるように(1967年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます


ケン・ローチ監督の長編初作品ですが、正に原点

監督の数多くは今作から派生したものだと唸ってしまう。

監督もまだ若いということもあり、とてもパワーを感じたし、60年前の内容とは思えないほど現代にも通じる内容であった。

常にイギリスの社会全体を俯瞰し、労働者階級に目を向け、若い家族層の生き様をリアルに映像化する事で何かが変わる事を願って来た監督なんだろうなぁ〜

反社会的な手段でしか生きる術を知らず、親からの愛情に飢え、自分を大切にできない女の子が子供を産む。

悪循環から抜け出せない人生を精一杯生きている様に見える女の子

なんだか心が苦しくなった…

正しい生き方を親から学べなかった子供達、
大人になることの難しさが描かれています。

恐るべしケン・ローチ監督


邦題が残念でしかありません!
Kazu

Kazu