柳の木

DOGMAN ドッグマンの柳の木のレビュー・感想・評価

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
3.0
久しぶりのリュックベッソン。まだまだ枯れてなかった。LGBT、障害、児童虐待、孤独に貧困。今の時代の絶望感を全てぶち込んで犬を加えて作ったキャラクターのようなダグラス。ケイレブ・ランドリー・ジョーンズと犬たちの素晴らしい演技でジョーカーを彷彿とされる。後のDCのボスキャラクターの前日譚にしてもいいような魅力的なキャラクター。だけどキャラクターが濃すぎてベッソン監督の社会派なリアリティ重視の脚本とぶつかり合ってる気もする。正直、ダグラスと犬たちがもっと暴れ回って裏社会と戦っていく展開を見たかった。ラストも殉教が復活かどっちつかずになってしまった。
柳の木

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