柳の木

ゆるしの柳の木のレビュー・感想・評価

ゆるし(2023年製作の映画)
3.0
良くも悪くも監督であり、主演の平田うららさんのエネルギーと魅力が60分間爆発してた。映画なのか、ドラマなのか、ドキュメンタリーなのか。ただ初出演、初監督、低予算、60分で劇場公開できてオッペンハイマー等の超大作と競ってる現実がすごい。自分は宗教とは無縁の人生だったので、共感して涙する事はなかったけどリアルだなぁとは思った。ただ想像を超えるような体験はなかった。そこを期待してた部分があったので。
終演後のトークショーを見て平田うららさん自身が魅力がかなりある人だなぁとは思った。もし教団に残ってたら相当上の方までいったんじゃなかろうか。次作はあるのか、あるとしたら宗教関係がテーマになるのか、また主演するのか興味深い。
映画館での出来事。前の老夫婦が補聴器の調子が悪いのか映画の声が聞こえないみたいで二人でたびたび、しゃべっている。途中我慢できなくなった観客がスクリーンの前をドタバタ突っ切ってスタッフ呼んで注意させてた。監督一番の前の席で見てるんだからやめてくれよって思ったけど、映画館のマナー問題と他者への寛容の精神難しいなぁ。少し映画の内容にリンクしてる気がした。
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