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意外と・・と言っては失礼だが、面白かった。
結構、緻密に練られたストーリーだと思うし、アクション場面も素晴らしい。
ただ、邦題に難ありの作品だ。
みにみにだい作せん?
なんじゃそれ・・
私はリメイク版を観るために、この作品を手に取ったわけであるが、リメイク版がなければ一生観る事はなかったであろう。
それは全て、このいい加減な邦題によるものである。
ミにみニ大作せん・・・・だと?
なんじゃそれ!
誰が観るねん!
作品の足を引っ張る邦題、第2位の称号を私から進呈したい。
おめでとう!
どうか、盛大な拍手を!
ちなみに、第1位は「電撃フリントGoGo作戦」である。
物語はマイケル・ケイン演じるイギリスの小粋な大泥棒チャーリーが、イタリアはトリノで莫大な金塊を強奪するというものだ。
そこにイタリアンマフィアも絡んでくるという展開である。
彼はイギリス裏社会の大立物ブリッジャー の支援を取り付け、壮大な金塊強奪計画を実行に移す。
緻密に練り上げられた計画だ。
何度も予行を繰り返し作戦成功に万全を期すチャーリー。
彼はただの男前ではない。
無駄にまつ毛がバチバチに長い訳ではないのだ。
ルパンも3世も一目置く大泥棒なのである。
彼の手腕には要注目だ。
コメディ要素が強い作品であるが、アクション場面も素晴らしい。
特にカーアクションだ。
ミニミニ車両3台の逃走シーンもいいし、「ワイルドスピード」なみの車の破壊ぶりも実に気持ちいいのだ。
(不謹慎だが、実は廃車を使用していたらしい)
もちろん、皆さん大好きツッコミどころは満載だ。
コンピューターの専門家の役割はあれだけ?
イタリアンマフィアの使い方!
などなど色々あるが、そんな事はどうでもいい。
ラストシーンが全てだ。
ラストシーンが実に秀逸なのである。
やはり、この作品はコメディ映画だったのだと思い知らされるラストシーンなのだ。
イギリスらしい皮肉の利いた演出だとも言えるが、単純に面白い結末だった。
古い映画をなめてはいけない。
こういう掘り出し物もあるのだ。