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シリーズ第2弾
どうやら初鑑賞だったようだ。
全くの初めましてであった。
前作は何回も観ているのに、第2弾を観ていないなんて。
そんな事ある?
これは一体なんという体たらくだ。
シリーズ物をコンプリートする事が、私の使命ではなかったか。
全くもって面目ない。
今回の敵役はタコ男だ。
顔面がタコ化したタコ男なのである。
タコの中のタコだ。
髭はないが、タコ足はモッサリ生えている。
しかも、非常に活きがいいときている。
常にウネウネ動いているのだ。
たこ焼きの具を買い忘れた時などは非常に重宝されるだろう。
そんなタコ男の“心臓”を巡って、我らがジャック・スパロウたちの大活劇が繰り広げられるという訳だ。
シリーズのファンの方には申し訳ないが、ストーリーは二の次という気がした。
おおまかな展開や物語の肝みたいな部分を押さえておけば、細かい所はどうでもいいとさえ言える。
私が楽しめたのは、ジョニー・デップのコメディ演技、序盤と後半あたりで繰り広げられる同時並行的コメディアクションシーンなのである。
アクションシーンのアイデアと工夫が実に素晴らしかったのだ。
ハラハラドキドキよりも笑いの方を優先するという、思い切りの良さもいい。
まだ2作目だが、是非とも最後までこの姿勢を貫いていただきたい。
今回、脅威となる怪物、クラーケン。
ヨーロッパに古くから伝わる伝説の巨大タコだ。
吸盤に目でもついているのかというくらい、的確に獲物をからめ取っていく。
誠に恐ろしい奴なのである。
タコ男とクラーケン。
どうやら、今夜はタコ祭りのようだ。
たこ焼きもいいが、タコわさとかタコぶつなどを肴に一献傾けるのも良かろう。
その後は凧あげとしゃれ込もうか。
あるいはタコ足配線という手もある。
忙しい夜になりそうだ。
タコの手も借りたいとは、この事だと言えよう。
(全然うまくないよ)