来世で会いましょう。
ある連続通り魔事件から始まるフェイクドキュメンタリー。コワすぎを先に見ていたこともあって、江野くんのキャラクターが愛おしかったです。
ドラッグストアで安売りされてるお菓子の重量を確かめる所の貧乏描写がリアルで物凄い。嘘くさい貧乏演技とは一線を画すよね、あそこ。そして白石くんとの友情がいい。インディージョーンズのくだりは滅茶苦茶笑った。
やっぱり最終章見る前に、見ておくべきだったなぁ。
ホラー色は弱めで、そもそもオカルト要素がスパイスほど。本作で描かれるのは、あくまでも人間らしさと狂人性を同時に兼ね備えた江野くんの真意とその行く末です。そして、その行く末とも言えるあのオチは結構好き。実際に見たことないから、ああじゃないという断言は誰にも出来ないよね。
絶妙に気持ち悪いBGMと物語だ！
こういう映画に対してヤラセだとかリアリティがないという意見を声高々に言っちゃう人は、そもそもフェイクドキュメンタリーやモキュメンタリーホラーの趣旨を理解してないと思うんですが。
さてどうだろう。
