当事者じゃなければ撮れないし、ここまで自分を追い詰めて、曝け出して色々なものにキャメラを向けるというのがすごい。
大人をクソだと思っている高校生から、自分も気づけば大人の側に立つわけで、この映画に撮られた監督の友人らが大人になった時のインタビューがよかった。
これは彼女たちに固有な出来事で、「わかるわかる」と共感したら、それは嘘だと思う。でもどうしようもなく涙が出てきて自分の経験と重ね合わせてしまう。距離感を保つのが難しい映画だと感じた。
彼女たちの記憶-記録、自分の記憶-記録。
キャメラに撮ること、撮られること。
映画祭で一番自分のプライベートな、固有な部分を突きつけられた気がするが、それは彼女たちの固有でプライベートなことを記録したフィルムだから、、、なのかな。