レネリー

Saw X(原題)のレネリーのレビュー・感想・評価

Saw X(原題)(2023年製作の映画)
4.0
海外にて先行で鑑賞

大人気シリーズ”SAW”の最新作であり、時系列でいうと1作目と2作目の中間に当たる為、事実上の「ソウ1.5」となる。

まさにシリーズの原点回帰となりソリッド・シチュエーションならではの楽しさがギュッと詰まっている。
物語は、末期がんで余命僅かのジグソウこと”ジョン・クレイマー”が最後の砦となるがん治療の為にメキシコへと足を運ぶ。
優雅な施設、環境、人の命を救う素晴らしさを心得ている医者達を信頼していたが、実は詐欺師だった。がんどころか手術すら行われてなかった事実を知ったジョン・クレイマーは詐欺師とそれらに加担した連中にゲームを仕掛ける…と言った内容だ。

“マンネリ化”という意見も飛び交いそうではあるが、これからこのシリーズに手をつけようとする人たちでも楽しめる入門編のような内容かつ、これまでのような謎解き要素は少なめ。
完結型としてはかなり面白かった。
そして、サプライズ演出も多々ある為、ファンなら間違いなく楽しめる作品となっている。

確定演出とも言えるあの音楽が流れるとやはり安心感があるな。
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