このレビューはネタバレを含みます
東野圭吾作品は裏切らない、、、、
マジで脳内どうなってんのってくらい
緻密に練られたトリックの数々で
毎回驚かされますね。
まずは役者陣のお話を。
演技の中でさらに演技をする「役者」
という役を、それぞれが個性たっぷりに
演じていて素晴らしかった。
岡山天音くんがすごく好きなのですが
これまたすごいクセアリの役で最高。
彼の演じるキャラクターってどれも
演技っぽくないんだよな〜、すごく自然に
癖ある人間を演じられるのって本当に
すごい。
重岡くんもすっかり役者さんだなぁと
思うような佇まい。
自分以外の人は同じ劇団の仲間で
そのちょっとした壁を表現できていたと
思う。
田所にだけタメ口なのは笑ったww
続いては映像。
監視カメラを通して動きを見るって
ことが多くて、最初は何も思わなかった
けど、最後まで見て
「これはあの人と同じ立ち位置で一部始終を
見ていたってことか、、、」勝手に
腑に落ちた。w
あと部屋を間取り図みたいな感じで映像に
落とし込んでいるのが新鮮だった。
人の動きを上から見ることってなかなか
ないから、普通に感心してしまった。
「死体はないのに証拠だけがある」という
不気味な要素が、これは殺人事件なのか
それとも脚本なのか最後までずっと
わからなくしていてすごくいい。
「犯人」なのか「役者」なのか、、、、
頭をフル回転させて、いろんなところに
目を光らせていたのにまさかの結末。
これが東野圭吾作品のおもろいところ。
これは原作読みたくなっちゃうわ。
