みゆき

52ヘルツのクジラたちのみゆきのレビュー・感想・評価

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)
3.6
予告編の雰囲気とキャストの良さに惹かれて鑑賞。
本屋大賞受賞の原作は未読。
虐待されて育った女性が今虐待されている少年に出会い、少年を救おうとする中、かつて自分を救ってくれた人を思うお話。

高評価のレビューが多いし、確かに良い映画なのにモヤモヤしてしまう。
全編ずっと辛いことの連続。
もしかして今私が生きてるこの世界はとてつもなく地獄なのでは?
石を投げれば不幸な人に当たる世界。
別にお涙頂戴映画とは言わないけど、こんなにあからさまに主人公を虐めなくてもとは思う。
邦画らしく繊細な感情を丁寧に描くというよりやたら突然と偶然が目につく。
貴方は声なきSOSが聴こえるかと問いたい映画なのは分かるけど、そのために物語に都合のいい悪役が多過ぎる。
そんなに白黒はっきり分かりやすく悪い人っている?
主人公の境遇を描くのに都合良く消費されてる気がして萎える。
モヤモヤはしたけどちゃんとうるうるしたし感動は出来た👏👏
杉咲花と志尊淳はすごく良かった。
杉咲花を支えるアンさんが志尊淳でなければいけない理由が分かる。
髭の志尊淳を見るのは初めて❤️
こんなに可愛い髭を見るのも初めて❤️

声なき声が聴こえる人間でありたいな。
52ヘルツは人間の感覚だと低いと思っちゃうんだけどクジラさんには高くて聴こえないのね?
クジラさんて志村けん並に聴こえなくて大変だな💦
ちなみにこちらのモスキート音テストでは私は10000ヘルツが限界で年相応でした💦
https://youtu.be/4JZ73t6ElQg?si=j82j-I0Qe00Uy8Gm
みゆき

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