ヴレア

52ヘルツのクジラたちのヴレアのレビュー・感想・評価

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)
3.2
原作は読んでいてかなりしんどい内容だったものの、"希望"も感じられたからこそ感動できる話だった。
特に主人公のきなこと虐待を受けていた子供とのエピソードはとても希望に満ちていた。

映画は全体的にはかなり原作通りであり、無駄を削ぎ落とし、手堅い完成度に感じた。
しかし、全てのエピソードを拾うために詰め込み過ぎたのか、とても窮屈な印象を受ける。
例えば、主人公が子供の母親を見つけるくだりなんてノーヒントで即刻見つけており、そこに至るまでの余白が無さすぎる。当然子供との交流も描き方が不足しているので、そこまで感動する事も無かったのが残念だった。
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