言葉と言葉の間の沈黙、薄い布に覆い隠されたような不在の悲しみが、どうしようもなく静かに漏れ出ている。よくもわるくもそれとの向き合い方が最後まで一辺倒でしかなくて飽きたが、あの行列の出会いと別れは思い返してみてもとても良かった。ただ、ふれることの手触りをそこまで感じ切れなかったのはちょっとさみしい。大事なことを歯ブラシしながら話すというのはなんかそれってずるいよと言いたくもなったが、それ含めて良いシーンだったなと思う。あとどうでもいいっちゃいいけどさすがにあのシーンでマイクさんが映り込んでいたのはちとしぶかった