すごい良い映画だったんです、本当に面白かった。
………のですけど、とにかく観た時期が悪かった(あくまで私的には)。
今まさに大災害が起きていて、ニュースやSNSでその状況をリアルタイムで見ているので、なんというか、素直に映画にノレなかった。
かなりしんどい状況でも意外と人って冷静だったり、助け合ったりできるものなんだな…というのを目の当たりにすると、極限状況だから狂っていくみたいなのって、案外そうじゃないのでは？と思ったりもしてて。
もちろん、そのうち救助や支援が来るって期待が持てる状況と希望が全く持てない状況とでは全然違うけど、実際の大災害で救助が全く来ないって基本的にあり得ないだろうから、そんなありえない状況のシュミレーションしても意味なくない…？という、映画見る時にそれを言っちゃお終いよ…な考えになってた。非常に悪い意味で「映画やしな」と冷めた目になってしまうことが多かった。
普段なら災害に限らず極限に追い詰められた人間ドラマとして見れたんだろうけど、時期が時期なんでそういう視点を持てなかった私でした。
（生き埋めの死体の描写は、今もあの状況で苦しんでる人がいるのかも…と思ってキツかった。なので、特に繊細な方は今見るのはあんまりオススメしません)
若い主人公の言う「悪いことはしてないけど…」のセリフと、ラストのヒロインの「普通の人達でした」というセリフがすごく良かった。点数からもわかると思うんですが、人間ドラマとしてすごく良くできてたし、面白かった！けど観た時期がアレなんで、すんごい冷静すぎる視点にもなってしまった。
とりあえず、今日の映画料金と同じ金額を日本赤十字に寄付しまーす🙋♀️
