韓国におけるビニールハウスの象徴性が知りたく、映画館まで足を運んでみた。
『バーニング』でビニールハウスは重要な象徴として女性と結び付けて描かれていた。
原作(村上春樹『納屋を焼く』)、さらに原作(フォークナー『納屋は燃える』)は「納屋」なのに、韓国版は敢えての「ビニールハウス」。
その心は⁈と挑んでみたが…
とりあえず◯◯しちまうことくらいしか分からなかったw
今作でもやっぱりビニールハウス×女性なんだよね…
しかも貧困、頭弱い、性的に緩い、とか『バーニング』の女性と共通項あって、ふーんそういうこと…?ってなんとなくふわふわ思う。
真意は分からない。
ただ気候的に納屋じゃなくビニールハウスが多いだけかもしれんし。
しかし今作は、とことん主人公女性が不幸で、ラストまで容赦ない展開なのが最高だった‼︎
韓国映画のこういうとこ好き。
役者陣もかなり良い人使ってたし、面白かった。
ただ、人間関係があまりにコンパクトで、いやこりゃ無理あるだろ⁉︎って途中思ったり、少々間延びしてしまう部分もあった。
人物のバックグラウンドとかもちょっと甘くてよく分からんなと思うところもあった。
ディテールは割とこだわってたと思うけど。
主人公の息子の首の引っ掻き傷とか。
けど、やっぱり韓国の闇を描いていて、面白い作品ではあった。