rmhチョコがけ

ジョゼと虎と魚たちのrmhチョコがけのレビュー・感想・評価

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)
3.0
ちょっと切な過ぎて辛くなって、途中で気分ドン底まで落ちた。

が、結局ラストまで観てあまりの切なさに号泣して、明日どうするや目の腫れ…っていう問題にまで。

原作、邦画に当たらないとなと思う。
韓国版、確かにこの退廃的というか、絶望感の中の煌めき的な、素敵な雰囲気すっごく上手く撮ってるんだが、やっぱり手落ち感あるな…というのが正直な感想。
これだけ泣いといてなんだが。

まず、1点目はヨンソクのバックグラウンドの無さ。
お前、何者やねん⁈ってなっちゃわない?これじゃ。
ただふわふわしてて甘いマスクの良い男で全然悪い奴じゃないけど、いわゆる女にとっては“ずるい男”で。
ヨンソクの芯が全く描かれてなかったのは残念。

2点目は“魚”部分の描写。
あれは構成ミスだよね?あんなとってつけた感じじゃだめじゃない?ラストでのあれはちょっと…と思った。

でも泣いた。とにかく目が腫れるほど。
そしてお目当てのナム・ジュヒョク、上手い。こんなずるい男までこんな上手く演っちゃうとは…あっぱれ。

田辺聖子の原作にまず当たろう。
明日本屋に行く。