梅田

アメリカン・フィクションの梅田のレビュー・感想・評価

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)
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「大谷翔平がすごいのはいいけど俺たち野球ファンが見たいのは選手じゃなくてベースボールなんだよ」みたいなこじらせ方(真っ当な意見であり、不適切なアナロジーです)をした中年男性のミッドライフ・クライシスものとして捉えると、よくある小気味のいいドラマって感じで、オスカー脚色賞受賞作と身構える必要のないサクッと見られる軽さが良かった。モチーフはハイコンテクストだけど、多分これアメリカのある種のクラスタでは「わかる〜」なんだろうな。
あらすじは知って観たけど馬鹿げた展開には普通に吹き出してしまったし、色々煙に巻くようなラストも好み。アルツハイマーの母が海に入ろうとするところや兄(長男)とダンスするところとかも印象深い。
梅田

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