いやー、ハリウッドとアメリカの出版業界への皮肉たるやw
ジェフリー・ライトの枯れ感、ひねくれ者感、全部がこの作品のためにあったのではと。
この話をどこまで自分が笑っていいものか少し悩みつつ、それでもクスッと乾いた笑いを体験できました。
ただし、小説家としての悩みや人種に関わる話、性に関する話、家族との関係、親の介護や死など、予告で感じる以上には直視すると重めの話題が描かれています。
その中で、本作の核となる「世間が思う黒人エンタメを酔った勢いで皮肉を込めて黒人の小説家が作ったらまさかのベストセラーに」というコメディパートが少し見やすくしてくれてる、そんな作品に感じました。
