今年の映画納めはイーライ・ロス最新作。
タランティーノ×ロドリゲスの『グラインドハウス』に挿入されたフェイク予告『感謝祭』が16年の時を経て長編映画化ってことで待ってました!
あのフェイク予告はかつて発禁になったホラー映画の唯一残った映像で、今回の映画はその「リブート版というテイ」でSNSが重要な要素になるなどかなり現代的なアプローチの作りだけど、
もともとのコンセプトに則った80年代B級スラッシャー映画のノリを突っ走る祝日ホラーで楽しかった。
オープニングのブラックフライデーセールで阿鼻叫喚のパニック暴動シーンが出色の出来で最高。
チアガールがトランポリンであんなことになったりパレードでの着ぐるみ七面鳥首チョンパ、人間丸焼きなど、フェイク予告で印象的だった悪趣味なゴアシーンは当然の如く踏襲されてて良き。
殺人鬼ジョン・カーヴァーは誰か?というミステリー要素もアリ。
ただ穴は多いのでポップコーンムービーとして何も考えず観るのが正解かと。
続編も作れそうな終わり方。
とにかくイーライ・ロスが楽しそうに撮ってるのが目に浮かぶ快作でした。