叡福寺清子

バーン・クルア 凶愛の家の叡福寺清子のネタバレレビュー・内容・結末

バーン・クルア 凶愛の家(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

あまりの展開の早さにこれ124分もつの?と疑問を挟んだ三遊亭呼延灼です.こんばんわ.
もちます.その心は視点変更と因縁.これがすごく面白い.特に第二章となる父親の話は泣けます.お父さん,何も悪くありません.突然失った愛娘を取り戻す為に父親なら,誰しも同じ事をやったでしょう.誰からも理解されなかったとしても.私だって,亡くなったかれんさんともう一度会えるよって囁かれたら,相手が悪魔だったとしても,お願いしますって頭さげるでしょうね.かれんさんも同じでしょ・・・エッ!!私の葬式が終わった瞬間にマッチングアプリ登録して男漁るから,迷わず成仏しろよですって.ハハハかれんさんらしいや・・・ダイジョウブナイテナイカラ.

本作の肝は本当だったら幸せになる人が,そうならなかったこと.でもそれが不幸なのかって言うと,そうでもないこと.お互い望んだ形ではないのかもしれませんが,それでも残された者同士,支え合って生きていくんでしょう.いやぁいい話だったなぁ.にしても,インドネシアの『ドール』シリーズもそうなんだけど,東南アジアの人形って,なんであんなに可愛くないんですか.っていうかタイやインドネシアの人らにとっては,あれはKawaiiになるんですか.うん,さっぱりわからん.