● 良作スラッシャー・コメディ
※ネタバレを含みます。
「なるほど、こういう手があったか!」
そう思わせてくれるほど、特異な状況設定が、
面白味となっているスラッシャー映画。
スウェーデンという舞台設定も、説得力に寄与していて良い。
皆を〇して回る猟奇〇人鬼の動機もしっかり描かれているが、
同時に顔は最後まで出さないという通な描き方も良い。
そして「社会に対する風刺」も忘れていない。
映画の最後に生き残るのが、
「怠け者と、皮肉屋と、告発者と、ストレス病患者」であることは、
拝金主義への批判的ジョークとも取れる。
(環境活動家や、意識高い系が助からないのは皮肉的)
実に、良作である。