このレビューはネタバレを含みます
カナダ発のヴァンパイア映画。
まさかのまさか安楽死とヴァンパイアのwinwinな関係へと繋げていくという意外な結末。自殺願望者から血を貰ってカッコイイ音楽と共にグラサンの2人が病院を去っていくシーンは日本に住む自分としては安楽死を軽視しているように感じ、しっくり来なかったがこの映画の製作国であるカナダは2016年から安楽死を合法化した国であり安楽死との距離感が日本よりも近いからこそ受け入れられる展開のように感じた。その点では予想以上に興味深い映画だった。ただやっている事は『さがす』に登場する、連続殺人の山内と同じだからね、、。
初めて殺人して吸血しようとする主人公と初めて死のうとする少年は人間でいう性行為の初体験を彷彿とさせ、ちょっと変わった青春映画として成り立っていた。