シネラー

ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出のシネラーのレビュー・感想・評価

4.5
『ウィッシュ』と同時上映された
ディズニー100周年の短編映画も鑑賞。
本音を言えば、『ウィッシュ』よりも
本作が目的で楽しみだったのだが、
100周年に相応しい最高のファン映画だった。

ディズニー100周年を記念して
ミッキーをはじめとする
キャラクター達が記念撮影をする内容で、
お祭りに相応しいオールスターな
夢の共演映画で素晴らしかった。
2Dのキャラクターから
近年の3Dキャラクターまでが
当時の絵柄そのまま登場し、
作品の垣根を越えての掛け合いは
嬉しい限りだ。
それぞれのキャラクターの動きも
そのキャラらしさに溢れており、
原作愛を感じる描き方だと思った。
あまりメジャーとは言えない
マイナーなキャラクターも登場し、
オールスターならではの
懐かしさもあるところだった。
そんか賑やかな内容の中、
ミッキーがウォルト・ディズニーの
写真の前で脱帽するのは感慨深い場面だった。
尚、キャラクターの台詞が
原語版も吹替版もオリジナル作品からの
ライブラリ音声となっている部分もあり、
今や亡くなられている声優陣の声を
変わらぬ声で拝めたの良かった。

不満点という名の要望としては、
もっと長尺の作品として観たかった
という点に他ならない。
多くの登場キャラクターがいる分、
台詞が一言な事や登場しても台詞が無い
キャラクターも多数いた為、
もっと観てみたいとしか思わなかった。

主役をミッキーとした上で、
本作を長尺にした100周年記念作を
望んでしまう気持ちではあるが、
それ位に素晴らしい祭典短編映画だった。
劇場鑑賞料金は本作の為にあった。
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