このレビューはネタバレを含みます
恋愛する人ならよくわかるんだろうなー。
「すれ違いでお互いできることは試みたけどダメで、嫌いになったわけじゃないけど他に今を一緒に生きられる人ができて、今を大切に生きるためにもう関わらないけど一緒に過ごしたことは今の私を形作っている」みたいな。
これってモノアモリー的な感覚だから友情だと成り立たないし(モノアモリーは一人としか関係を結べない。友情は複数人と関係を結べる)、でも私は恋愛分からないし、これを作った人は恋愛でこういう気持ちになることを美しいと思っているんだな、人生に酔ってそう、と思ってしまった。
でもそういう冷笑のようなスタンスを持たない人のほうが生きてるって感じがするし、生きてて楽だし楽しいだろうな。自分が分裂するのは辛いし損だ。
スペインとかフランスとかアメリカって日本よりペアの文化が強いと聞いていて、だから犬は一人でいるのがあんなに寂しかったのかなと思った。それとも私が人より一人に強いだけで普通はそうなのか。
ロボットが基本前向きなのが羨ましかった。どんなに理不尽な目に遭ってもニコニコして落ち込まないし将来を悲観しない。
最後のシーンでロボットが犬から隠れているときに、ラスカルが床に落とした肉を内緒でBBQの網に戻していたのが愛らしかった。
ラスカルは立派なマンション?に住んでいるなあと思ったけど屋上上の仮設住宅っぽいな。ちょうど韓国にもそういう物件があると聞いたのでそういうこともあるんだなと思った。日本なら耐震で引っかかりそう。