米ニューヨークで最も厳重なセキュリティが施されたシンシン刑務所で行われている収監者更生プログラムの舞台演劇を題材に、無実の罪で収監された男と収監者達との友情を描いた実話を映画化した本作は、人生を取り戻す為の舞台演劇に挑む姿が演技を越えたリアリティで描かれる。
無実の罪で収監された男、ディヴァインGは、刑務所内更生プログラムである「舞台演劇」のグループに所属し、収監者仲間たちと日々演劇に取り組むことで、僅かながらの生きる希望を見出だしていた。
そんな或る日、刑務所で一番の悪人として恐れられている男、通称ディヴァイン・アイことクラレンス・マクリンが演劇グループに参加することになる。
そんな中で演劇グループは、次の公演に向けた新たな演目の準備に取り掛かる。
「ザ・ボーダーライン 合衆国国境警備隊」などの作品を手がけてきたグレッグ・クウェダーがメガホンをとった本作では、主人公ディヴァインGを演じたコールマン・ドミンゴは、第97回アカデミー主演男優賞にノミネートされ、その他のキャストはシンシン刑務所の元収監者で、舞台演劇プログラムの卒業生及び関係者である俳優たちが多数参加している。