このレビューはネタバレを含みます
◆ 乗馬シーンが美しい
・広大な草原を馬で駆ける彼ら。身体がラフに揺れきれいな姿勢ではないものの、それが逆に自然。人馬一体とはこういうことを言うのだろうなと
・長い歴史のなか、広大な大地で馬を駆ってきた中国ならではというか、他国の映画ではおそらくまねできない美しさ
・日本で同じような乗馬シーン撮るときっと、もっと姿勢が美しい。それが"乗りこなしている"とされるのだろう。国ごとの美意識の違いが見えた気も
…と本筋とはあまり関係ないのだけれどなんか印象に残った
◆国取りの歴史
宋・吐蕃・契丹、ああ世界史でそんな国名習ったことあったな…教科書では「〜年、◯が△を滅ぼした」などが数行続いて終わる、中国史では比較的マイナーな時代
実際はいつの時代も「英雄的人物がいて、家族が仲間が部下があって、忠義が重視され、裏切りもあるかも…」などがしっかりあることも想像させてくれました