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52ヘルツのクジラたちのMasatakaのネタバレレビュー・内容・結末

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

⚫︎「ああこうやってこれからもずっと、杉咲花作品を観続けることになるのだろうな」

・僕の場合は「99.9 刑事専門弁護士」→「市子」→本作というルート。ルート違いはあろうものの、そんな人は多いのでは。。

・「表情だけで感情を語るストレートさ」とか、「演技力というより登場人物そのものになっている(ように感じさせてくれる)」とか、凡庸な表現にはなりますが

⚫︎ひげ

ある種の"成長"を示す一方、実は悩みの象徴とも見えた。ひげあり/なしで状況を表していたのが印象的

⚫︎慈しみ↔狂気が表裏一体

そのふるまいの振れ幅にびっくりすること何度か。相手を想うこと+自己弁護であることがない交ぜになる人間の業。ずしーんと来る

⚫︎52Hzで鳴くクジラ

・鑑賞後に調べると:伝説のように語られつつも、現れる時期・地域に規則性があり、観測され得る限りおそらく一頭しかいないらしい

・しかし本作のタイトルには「たち」が。この意味は、作品全体を通して観れば確かに伝わるようになっている。この点で、タイトル表示がなされたタイミングもうまいなと
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