ある日偶然、殺人現場を動画に収めてしまった3人の子供たちが動揺もほどほどに無邪気に殺人犯を強請っていく…
所詮はガキだろ〜と侮るなかれ、いつの間にか大人を防戦気味に追いやる手強い悪童たち、交渉内容を目まぐるしく変えながら、更には甘酸っぱい青春まで絡んでの頭脳戦は予測不能w
面白かった！
複雑な家庭環境が子供たちの連帯を深め、悪い奴を利用しちゃおう！な軽いノリで始まった計画。
その大胆さにゾッとするけど、3人だけの時間にふと垣間見れる揺らぎやエスカレートする程に三者三様の想いが錯綜したりと〝悪童〟の隙間から溢れる感情も物語をスリリングに彩っていた。
まあさすがに無理あるでしょ〜な展開もあるけど狡猾な殺人犯や大人たちが滑稽に見えてくるほど、子供たちの落ち着きが凄いしw若い俳優たちの演技も素晴らしい。
中でもリーダー的存在である朝陽を演じた羽村仁成に掴み所ない存在感に釘付けでした。
けど岡田将生演じる殺人犯も負けじと曲者やったし、こういう軽薄で何考えてるか分からん役が絶妙にハマってて最高でした。
