死の淵、そして生前を漂い巡り会う私のソウル。
夢を掴みかけたジャズピアニストと彼を導く人間嫌いなソウル22番。そんな歪なバディが心と身体を共有しながら響かせる人生哲学!
水から海へ、人生の意味はそこら中に流れてる事を豊かな想像力で創造するピクサー、やっぱ凄い!
生命力溢れるNYの風景と無機質な天上世界。そんな相容れない世界を印象付けながら、最初はチグハグだったジョーと22番の関係性を通して徐々にその隔りが埋まっていく…
成功こそ人生の意味だったジョーが未知なる自分=22番と通じ合う様子をギリ説教臭くない優しさと可愛げで見つめるバランスも良い!
痛快なバディムービーではあるけど、人間とソウルの繋がりについて結構辛辣な視点もあったり、かと思えば癒しに導いたり、と深い味わい。
特にゾーンの件なんかは物語のギミックとして機能させながら人間の未知なる領域まで、ある程度の説得力で表現していて唸ったw
ピクサー恐るべし!と言うか恐い…