ぺー

ゴールド・ボーイのぺーのネタバレレビュー・内容・結末

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

映画 ゴールド・ボーイ(2024)日本/129分/PG12
監督 金子修介
脚本 港岳彦
主演 岡田将生 黒木華 羽村仁成
   星乃あんな 前出燿志 松井玲奈
   北村一輝 江口洋介
原作 ズー・ジンチェン

あの「平成ガメラ三部作」の金子監督最新作はサスペンス。
沖縄が舞台、遺産相続を狙うサイコパス岡田将生vs金が欲しい3人組の少年少女......かと思いきや......。
よし観てみるかとなって今頃鑑賞。
世間の評価通りには行かなく期待以下ではあったが、脚本がまず素晴らしいと感じて面白かった。
ほぼ特撮出身の監督が演出した作品ではあるので演技のチープな部分なあったが、いくつもの謎が解明されて驚愕な展開が3回転するのは観ていて心地が良かった。
それに演技は見れば見るほど慣れる。
東と朝陽の泣くフリや悔しいフリはお見事、2人がめちゃくちゃリンクしてた。
朝陽がラストでめちゃくちゃ無双、友達を騙し周りを欺く、都合のいい相手を探す真の犯罪者。
日記にアリバイを書き、自身の父と父の再婚相手の女を夏希達に殺させたところを想定済みと考えると、主人公の朝陽がとてつもないサイコパスだった、死んだ夏希が後から送ってきた手紙で、朝陽の母親にこれまでの殺人がバレても堂々として包丁を握り殺そうとする、前半とラストで朝陽が全く違う。
首吊り自殺したアキが実は朝陽による殺害だったことも最初の方で語られててなんとなく察してはいたが普通に驚くもんだった。
朝陽、些細な事で人を殺すタイプ。
でも好きな子に告白して急に侮辱されたらカチンとくるし、思春期では尚更こうはなるわな。
ラストカットまで目が離せなかった。

でもデジカメのシャッター音がiPhoneのシャッター音だったのは許せんかった。
ぺー

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