このレビューはネタバレを含みます
「ありふれた教室」という題名どおり、どこの国の先生方は大変だなと感じました。
99分の上映時間とは思えない程どんよりした内容で時間がもっと長く感じました。(良い意味です)
結局、停学中にも関わらず学校に登校して居座り続けたオスカーが、警察官に座っている椅子ごと抱えられながら連れられていくところで本編が終わりました。誰が犯人かなと一瞬思いましたが、この作品はこの終わり方で正解かなと。それより保護者やその子供、そして他の教師との距離間に苦しむカーラの心のバランスを描きたかったのかなと思いました。カーラやオスカーの家庭内も描かなかったし、全て学校内の出来事を描いていたのも想像力を掻き立てる感じで良かったです。
色々と精神的に追い詰められたカーラトイレのゴミ袋を取り出す場面で「吐いちゃうのかな?」と思ったら、過呼吸になりそうだったので落ち着かせる行動なのかな？(おそらくです)
