このレビューはネタバレを含みます
アミとジミーの視点と18歳と36歳の時間軸が交差しながら進むストーリー。
18歳のジミーの単純さ(必死さ)に笑ったり、アミの振る舞いに微笑んだりする中でいつの時代にも旅人に優しい人はいるんだなとしみじみ思った。
自分も1人異国の地に降り立った時は
たくさんの人に助けてもらった。
地図を書いてくれた台湾のおばさん、観光スポットを教えてくれたお兄さん、一緒に山登りした北欧系の夫婦。あてもなくバイクを走らせてたら声をかけてくれた人たち。もう二度と会えないかもしれない友人達を思い出して懐かしく感じた。どうか今も健康でいてほしい。野菜を食べてほしい。
色んな記憶を思い出して泣いた。
過去は変えられるというけれど過去とか未来は存在しなくてそれぞれ別の場所で生きているという考えかたをするようにしている。例えば5歳の自分はA地点で生き続けていて20歳はB地点で生活をしている。「今」という場所で亡くなった人には会えないけれど、どこかで笑っている。
ただ思い出せばいい。