このレビューはネタバレを含みます
彼女が歩む軌跡に追い付くかのように、彼はまた青春への第1歩を踏み出していく。
このお話を見始めた時から何となく結果はこうなるんだろうな〜と予想していたけど、やっぱりそのままだった。
そのままの王道ストーリーだとしてもやっぱり涙腺を刺激する。
あまりにも、2人が儚くて切ない恋をしていたから。
まさしく「あの時想いを伝えられていたら…」と見ているこっちまでもどかしくなる。
第三者視点から見ると明らかに2人はお互いの事を好き。凄くわかりやすい。
だけど当の本人達はもどかしさで溢れている。いや、片方がそういう状況に常にさせていたのだ。
“青春を遡り、青春を終わりにする”
そう簡単に決意出来るものでは無いと思うが、自身が前に進むためには仕方の無いことなのかもしれない。
「トンネルを抜けると、そこは雪国だった。」
心のシャッターでは収まりきらないくらい、幻想的な雪景色が広がっていた。
君と一緒に見れたら、と強く思う。
2024.52