芽

青春18×2 君へと続く道の芽のネタバレレビュー・内容・結末

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

彼女が歩む軌跡に追い付くかのように、彼はまた青春への第1歩を踏み出していく。

このお話を見始めた時から何となく結果はこうなるんだろうな〜と予想していたけど、やっぱりそのままだった。
そのままの王道ストーリーだとしてもやっぱり涙腺を刺激する。
あまりにも、2人が儚くて切ない恋をしていたから。
まさしく「あの時想いを伝えられていたら…」と見ているこっちまでもどかしくなる。
第三者視点から見ると明らかに2人はお互いの事を好き。凄くわかりやすい。
だけど当の本人達はもどかしさで溢れている。いや、片方がそういう状況に常にさせていたのだ。

“青春を遡り、青春を終わりにする”
そう簡単に決意出来るものでは無いと思うが、自身が前に進むためには仕方の無いことなのかもしれない。

「トンネルを抜けると、そこは雪国だった。」
心のシャッターでは収まりきらないくらい、幻想的な雪景色が広がっていた。
君と一緒に見れたら、と強く思う。

2024.52
芽