このレビューはネタバレを含みます
震災から13年、福島が舞台。テアトル新宿の最終日に鑑賞。
ピエール瀧自身の再生物語でもあるかもしれない。
散骨するか葛藤するピエール瀧の演技は素晴らしかった。
しかし、もともとは犯罪者である兄の遺骨を持ち込んだ松山が、やはり自分で何とか処理すればよかったんじゃないのかなと思った。
散骨後に、被災者の代表ヅラして絡んで来る糞ジャーナリスト吐いたセリフ、「(被災者として体験した辛い記憶は)風化させていい」にはグッときた。
娘も父に似て不器用だけど、最後に父にブチ切れたことで本人も1歩前に進めたのではないかと思い少し安心した。
back numberの水平線をエンディングテーマにしても良かったかも。