ミドリ

ブレーキ・ダウンのミドリのネタバレレビュー・内容・結末

ブレーキ・ダウン(1997年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

二日前に地上波でやってたのを録画してた。

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特有の直線道路が続く田舎道を走っていたジェフと妻のエイミー。
運転しながら後部座席に手を伸ばし飲み物を取って前を向いたら、すぐ目の前に脇から出てきた車が。
怒鳴る割り込み運転手と、そのまま走り去るジェフ。
起きた妻に休憩したら?と促され、ガソリンスタンドに立ち寄る。
すると、先程割り込んできた車の運転手が来て挑発してきた。
よそ見してた方も直進車がいるのに脇から入ってきた方も両方悪いのに、言い返しちゃったジェフ。笑
でも言い争いを避けたいと取りあえず謝り、運転を再開する。

なんとなく後ろを気にしながら、140kmの猛スピードで走る。すると突然エンジンもハンドルもきかなくなってしまい立ち往生してしまった。
割り込み男の車が来て一旦走り去るが、少し離れたところでUターンしこちらの方を窺っている。
嫌な予感がしたのでちょうど良く通り掛かったトラックを呼び止め、車を寄せるのを手伝って貰い事情を話した。
トラック運転手は「オーバーヒートじゃないか?8km先のベルというレストランでレッカー車を呼べばいい。(乗せていくぞ)」と言ったのに、オーバーヒートだから少し冷えれば大丈夫だろうと申し出を断るジェフ。
エイミーはお茶でも飲みながらレストランで待つわ、とトラックに乗せて貰うことにした。

トラックが行った後、ボンネットを開けたままエンジンが冷えるのを待っていたが、ケーブルが外れていただけだと気付き、無事エンジンがかかった車でレストランへと向かう。
だがレストランには妻の姿が無く、店主や客に聞いても誰も知らない見ていないと言い、逃げられたんだろと言われる始末。
店を間違ったのかもしれないと、念の為妻の名前を伝え、次の町へと向かう。

走っていると、直線から横道へ曲がっていく妻を乗せたはずのトラックが見えた。
停めさせようとするがなかなか停まらないトラック。前に割り込みようやく止めさせ、運転手に妻はどこだと聞くが、何の事だ、人違いだろと言い張る。
再び偶然通り掛かったパトカーを呼び止めて事情を話し、警察がトラックを調べるが、後部座席にも荷台にも妻の姿は無かった。

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くだらない(って言っても危なかったんだけど)キッカケから大事になっていく取っ掛かりは、『人生スイッチ』の3話目『パンク』みたいだなーと思いながら観ていた。勿論この『ブレーキ・ダウン』の方が先だけど。

結局最後は助かるんでしょってのと、カーチェイスあたりからなんでやねんな展開だけど、日曜のお昼にはぴったりで最後までハラハラドキドキ楽しめた。

教訓
・知らない土地で知らない人の車に乗るな、やむ無く乗るなら人を選べ
・でも誰も信用出来ないよ
・公の人間だってグルかもよ?
・でも違うかもよ?
・運転技術とボルダリングは身を助ける

最後は橋に宙ぶらりんなのも『人生スイッチ』みたいだった。ブレーキダウンのオマージュとか?
エイミーをなぶりものにした(?)運転手は、トラックに掘られて死ねって事で。掘るどころか潰れてるけど。

ジェフお疲れさまでした。


2017年:88本目
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