このレビューはネタバレを含みます
Huluで何か面白いのあるかなーと探そうとしてたらたまたま見かけて、芦田愛菜の今の演技が観たいなーと思ったので視聴。
モヤッと…スッキリしない終わり方。
続きは観た人に委ねるタイプの作品。
宗教に限らず、人とかモノとか…多くの人が怪しむであろう全く根拠のない何かを信用してしまうのって、その人が何かに行き詰まってたり悩んでたり、大切なものを失いそうな時だったりで心が弱まってる時なんだよね。
偶然が重なって事態が改善したとしても、その人・モノのおかげと思ってしまったり。
この主人公(芦田愛菜の役)も、友達に『あんたはどうなの?』と宇宙の力とやらを信じてるのか聞かれた時に『わかんない』と答えてはいたけど、
親がただの水を宇宙の力と信じたのは、自分が幼少期に病気だったからで、それが治ったのがたまたまその水を使った後だったって理解しててもキッカケを作ったのは自分、と思ってしまっているから、
その親が他人に狂ってると言われようが不審者扱いされようが、親戚から憐れまれたり暗に親から逃げろと言われようが、親を見捨てることも出来ない。
親戚に言われた時に『わかってるよ』って言ったのが答えだと思う。
主人公は分かってるんだよ。それは主人公の姉のおかげでもあったと思う。
信じる者は救われる、のかもしれないけど、その信じている人の周りは、救われず傷付いているかもしれない。
この映画に限らず。
危険な何かにのめり込んでる人の家族とか恋人とか友達とかね。笑
岡田将生が演じた『イケメン先生』が教育委員会に訴えられるレベルにクソで笑えた。笑
教育者は宗教についてあんまり触れちゃだめみたいな決まりなかったっけ?あと気持ち悪い水とか言っちゃってて、先生も切羽詰まってるんだなぁ。
あのシーンだけリアリティ無いって思ったけど、現実でもあんな先生はいるもんね。
ただこのご時世なかなかレアかもね?
・芦田愛菜ら全俳優陣の演技が良かった
・『イケメン先生』のパートは『主人公が両親を悪く言う他人の言葉に傷付く』っていう経験には必要かもしれないけど、ちょっと長かったかなと
・終わりをもう少し長く描いて欲しかった
こんな感じでスコアは2.8にしました。
最後まで観られない位面白くない訳じゃなくて最後まで観ちゃうし、演技も嫌いじゃないけど、もう一度見ることがあるかというと、私は無いかな。