このレビューはネタバレを含みます
とても沢山の問題を内包している。
1番違和感を感じたのは記者がタタラをリークしなければあんは死ななかったのか、という問やタタラをリークした際に俺が居なくなったら更生グループの人たちはどうなると言ったタタラの言葉。
誰かの正義は誰かの悲劇であるのは世の常だが、そもそもタタラがあのような弱く本当の責任感に欠ける人間でなければあるべき形は保たれたのだから。
あん自身のことに関してはフラッシュバックを起こしそうな場面が幾つかあり心に殻をかぶって観ていたのであんまり細やかに感じられなかった、、
そばに居て大丈夫、大丈夫と抱きしめてくれる存在のかけがえのなさを改めて感じた。
ひとしきり泣き喚いたあとに感覚が無になって色んな感情や状況を受け取る信号が働かなくなる最後はとてもリアリティがあって鳥肌が立った。
しかしあまりにも無責任な人が沢山登場しすぎた。
仕方がない事だというには安直であると思う。