誰が味方かわからない✖️トニーレオンは、それこそ「インファナルアフェア」を思い出すなぁ、と思いながら見てた。ただ今回、クレジット上はトニーレオンが主役だけど、（YONCE似の）ワンイーボーがとにかく主役ともいえるほどのご活躍。
思い返せば「インファナルアフェア」のエンディング主題歌は、主役のトニーレオンとアンディラウが唄いあげてたのが、すごく印象に残ってて（あれだけ本編では大変な思いしてた2人なのに！ていう）、本作もまた、エンディングは歌なのね、、ひょっとして、、て思ったら、やっぱりワンイーボーが唄ってた！w
主役ご本人がエンディングテーマを歌う、ていうわたしが思う中国映画あるある、インファナルアフェアから20年経った今も変わらなくて、ほっこり。
映像はMVみたいに綺麗なんだけど、ノワールというといまや韓国ノワールで、じゃあ中国映画としての良さ、ユニークさがあるかというとちょっとしんどかったかなー。脚本としても時系列とは別に、構成がいまひとつ。最後の30分も長いなー、と思ってしまった。
以下、ややネタバレ。
映画の中身としては、時系列がバラバラな作りのうえに、「あなた共産党なの？日本側なの？あるいは国民党なの？」ていうそれぞれ素性がわからないていう設定もあって、わかりづらさが助長されてる感はあった。「あれ、なんで、トニーレオンとワンイーボーやり合ってたんだっけ？」みたいな。
あとは、日本の鬱展開が続くなぁとは思った。仕方ないけど。。でもこれだけ長いなら日本兵のくだりなくても成立したかもね。
