ロリコン作家と少女のエセ純愛の話、実話。
画がすごくきれい、かつこのおぞましいストーリーを芸術作品のように美しくも描くため、そのアンバランスさが奇妙でもあり面白かった。
文学と称して、ペドフィリアを満たすこの作家は、当時の時代は許したのかもしれないが、あまりにもタチが悪いうえに低俗すぎる。
「ジェニーの記憶」のように、自己防衛で彩ることさえできず、形として残し続ける醜悪さ。
作品としては、割とずっと同じような展開というか、ロリ好きじいさんと少女のもつれ一辺倒であり、起伏の少ない展開だからその辺はつまらなくも感じる。
正直つまらなかったものの、作品として美しく描かれるおぞましさは魅力的ではあった。
