まめだいふく

グレムリンのまめだいふくのレビュー・感想・評価

グレムリン(1984年製作の映画)
3.0
 「ヤムヤム ウマイ」

 クリス・コロンバス脚本、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、ジョー・ダンテ監督という布陣で贈るホラー・ファンタジー・コメディ。

 観てたつもりが実は観てなかったことが発覚。なぜ観たと思っていたのかな。まあいいや。

 今だとCGで作られるだろうモグワイ。パペットならではの趣が良い。表情も豊かでかわいらしい。
 グレムリン化した後の暴れっぷりも、怖いというよりはなんか滑稽。大勢で『白雪姫』を鑑賞して「ハイホー、ハイホー」と歌ってるシーンはむしろほほえましかった。実写版の『白雪姫』も、これだけ満席になるといいね。今更か。

 子供向けかと思ったら意外にエグイ演出があってちょっとびっくりしたけど、正直言って、ケイトの父親のエピソードの方がよっぽどホラー。その話だけで短編一本作れるぞって思うほどの衝撃。

 因みに本作、『禁断の惑星』のロボットが出てきたり、『インディ・ジョーンズ』を模した看板が出てきたりと、映画関連の小ネタも多い。
 その中でも特にマニアックな小ネタが、序盤でダニーが飼い犬のバーニーと映画館の前を歩くシーンで確認できる、その映画館で上映中の映画のタイトルに秘められた仕掛け。
 『A BOYS LIFE』と『WATCH THE SKIES』という映画なんだけど、もちろん、この二つは実在しない架空の作品。しかし実は前者は『E.T.』の当初のタイトルで、後者は『未知との遭遇』の当初のタイトルだったらしいのだ。これに気づいた人は相当なスピルバーグマニアといえよう。
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