小川勝広

ザ・ミルの小川勝広のレビュー・感想・評価

ザ・ミル(2023年製作の映画)
3.3
撮影、照明、演出、芝居の技術は高い。

プロットやシナリオの展開ではなく、
それら技術の高さは楽しめる。

サッカーのゲームに例えると、
オフェンス、ディフェンス、
共に技術は高く、
締まった好試合、
点数は0対0、
そんな感じか。

ミルを回し始めるまで、
起承転結でいうと、
起、
時間にして約20分。

承に行けるかどうか。

息子の話し、
JJに興味を持てるか、
出された課題ゲームを、
楽しめるか、
ジョーが楽しむかどうかよりも、
観客が楽しめるか否か。

音楽も、
ビバルディから、
幻想即興曲へ。

楽しめない場合は、
ゲームオーバー、
or
楽しめる場合は、
転のアルゴリズムのステージへ。

そして、
日々、
自分が置かれている環境、
あるいは、
義務として勤しんでいることが、
本質的に意味があることなのか、
自問自答しているひとにとっては、
結は、
納得のいくゴールになるのかもしれない。