ぐっさん

帰ってきた あぶない刑事のぐっさんのレビュー・感想・評価

帰ってきた あぶない刑事(2024年製作の映画)
4.3
2024/5/25ユナイテッドシネマ札幌舞台挨拶付上映にて鑑賞。
1986年ドラマからスタートし昭和・平成と続き2016年劇場版「さらばあぶない刑事」でキレイに終わった・・・と思いきやの令和の2024年に8年ぶりにやっぱり帰ってきたあぶ刑事シリーズ劇場版8作目の最新作!!

 私も「あぶない刑事フォーエヴァーTVスペシャル98」からじわじわハマりだしていた新参者のあぶ刑事ファンだったんですが、「さらばあぶない刑事」で明らかにキレイに終わったかと思いきや昭和・平成までいったから令和まで行っちゃう?ってノリになったかどうかはわかりませんが、メインキャストは変更なしで監督は若いメンバーになっても、内容はやっぱり変わらず

あぶ刑事そのまんまっ!!でも、変わらないのが一番いいっ!!

 拳銃ダメだカーチャイスだめだなど寂しくなった令和の刑事ドラマに一石を投じるような、令和だけど昭和スタイルを貫き通すこれぞあぶ刑事は最高でしたねぇ。
 カーチャイス・拳銃アクション、非現実的であってもド派手にやらなきゃ楽しめない。けど不適切にもホドがある今の令和の必要最低限のコンプラルールを守らなきゃいけない。じゃこのストーリーでいこうというお見事と言えるストーリー展開。(こういうやり方で来たかぁ~と感心して観れました。)これぞ、40代の私が観たかった刑事ドラマなんですわ。

 そしてタカ&ユージはいくつになってもカッコいい!!
 今回は父と娘というのがからんでくるけども、今回の重要キャラとなる彩夏役の土屋太鳳さんとのシーンはもう年を重ねたからこその父と娘の画になっちゃう(笑)おてんば感満載で振り回されるけど、いいトリオになっちゃうとこが世代を超えていい感じなんですわ。
 アクションもいいしそこに流れる柴田恭兵さんの「ランニングショット2024」も聴けたし年をとっても走り方はキレイ(でも距離は短い(笑)でも年だから仕方ない。)
 そして、やっぱ舘ひろしとハーレーとショットガンは年をとってもよく似合うし、絵になる!「MI:Ⅱ」の時のクライマックスシーンでバイクで疾走するトム・クルーズより絵になっていいっ!ぜひ本編で楽しんでいただきたい。

港署に居続ける町田透も変わらないし、真山薫も勢いそのまんまだし他の歴代メンバーも勢いそのまんま(ベンガルさ~~んお久しぶり~って同窓会の気分で観れました。)
最初からエンドロールまでみどころはいろいろあるけど、とにかくまとめて言うと、

令和になっても年をとってもあぶ刑事は、あぶ刑事であるということです!!

 このやり方でいくなら、町田透が定年になるギリギリの中での展開も観たいし、まだまだ新作を観てみたいという気分にもさせてくれるスカッとできる1本なので、大スクリーンで楽しんでみてはいかがでしょうか。
ぐっさん

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