よっしー

怪獣ヤロウ!のよっしーのレビュー・感想・評価

怪獣ヤロウ!(2024年製作の映画)
4.0
「怪獣ヤロウ!」

ぐんぴぃ、菅井友香、手塚とおる、三戸なつめ、八木順一朗監督による舞台挨拶付き上映を、彼女と最前列ドセンターの席で鑑賞してきた。ぐんぴぃを生で見るのは、自大学の学園祭で「春とヒコーキ」のステージを見た時以来だ。

バキ童チャンネルの動画は欠かさず見ているので、本作の予告編は何度も見ていたが、予告でのイメージを遥かに上回る素晴らしい映画だった。ご当地PR映画を制作するという設定でありながら、監督の出身地でもある岐阜県関市のPR映画でもあるという点が上手く、何よりぐんぴぃという人物の魅力をフルに活用した内容になっているところに感動した。

ぐんぴぃは公務員として市役所で働いていそうでもあり、オタクでありながらも、優しい怪物のようなキャラクター性も持ち合わせている人物でもある。監督が「春とヒコーキ」のマネージャーであり、一番近くで彼を見てきたからこその解像度だなぁと感心してしまった。

先日の動画で取り上げられていたぐんぴぃ演じる山田の母親の「あんたいつからそうなったん?」では笑いが起きていたし、バキバキ童貞と超有名ネットミームのパロディも雑だったけど、個人的には良かったと思う。

80分という上映時間の短さがちょうど良かったし、終盤はまるでバキ童チャンネルを見ているかのような衝撃的な内容だった。何よりぐんぴぃを大きなスクリーンと目の前で彼女と見られたことに思い出補正が加わり、自然と評価は高くなった。もちろん内容も普通に笑えて面白かったが、それ以上にその感動が大きかった。ぐんぴぃにはこれからも多くの映画に出演して、より演技に磨きをかけて欲しいと思う。
よっしー

よっしー